#4 Seleniumをexeファイル化し、クリック1つで認証を完了させる ~Python + GoogleChrome + Selenium でマトリクス認証を突破する~

1. マトリクス認証とは
2. SeleniumでWebを自動操作してみる
3.マトリクス認証でパスワードを自動入力する
4. Seleniumをexeファイル化し、クリック1つで認証を完了させる
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注意事項

* クラッキング目的ではありません。あくまで個人目的で使用しましょう。
* プログラムが流出するとマトリクス認証を破られます。管理には気を付けてください。
* テストには自分で作成したWebサイトを使用します。エンタープライズのマトリクス認証でテストをするのは避けましょう。

1クリックで認証を成功させるために

Seleniumを1クリックで起動させるためには、PythonプログラムとWebDriverをまとめてexe化しなければなりません。

exe化の方法

ディレクトリ構成
自動でパスワードを入力するスクリプトをauto_password.pyとし、以下のようなディレクトリ構成にします。

.
├── auto_password.py
└── driver
   └── chromedriver.exe

②コマンド
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力します。

pyinstaller ./auto_passlogic.py --onefile --noconsole --add-binary "./driver/chromedriver.exe;./driver"

実行後、追加でファイルが出来上がります。

.
├ auto_password.py
├ auto_password.spec
├ driver
│ └── chromedriver.exe
├dist
│  └── auto_password.exe
.
.
.

dictフォルダ配下に出来上がったexeファイルがあります。
試しにexeファイルからSeleniumを実行してみます。

f:id:lc-xx16:20200506224310p:plain

起動できました。

まとめ

今回は作成したSeleniumを1クリックで起動させる方法をまとめました。
このexeファイルはデスクトップなどに移動させるとスムーズに使用することができるようになります。